Sound of The System (~'85)

David Frank と Mic Murphy のユニット、The System。
アメリカのMirageレーベル(AtlanticとAtcoがディストリビュート)からこの曲でデビューしました。




The System - It's Passion

81年録音・82年リリース。
この段階で「システムのサウンド」が出来上がっていたことがわかります。
前まではエレクトロ・ビート、ちょっと前はシンセ・ブギー、今はエモーショ・エレクトロ(誰が付けたんでしょうか?) と呼び名は変わりますが、「システム風」って言えば通じるサウンドです。


セカンドシングルが世間に注目され、彼らのサクセスストーリーが始まりました。




The System - You Are In My System (on TV Show)

82年録音・リリース。
Mirageの北米以外の配給がポリドールで、日本でもこのシングルはポリドールからリリースされました。

このライヴ、二人の他にPaul Pescoらしき人と、AttitudeのメンバーのKhris Kellowがいますね(後述します)。
Paul Pesco、ギタリストなのにショルキー持ってるし。



83年にはこれらが収録されたアルバム SWEAT をリリース。



リイシューは何故かすぐに市場から消えてしまいました。
※何度かリイシューされていますが、ボーナストラックは変わっています


83年、先ほど名前が出た Attitude というスタジオミュージシャンのユニットのアルバムをシステムがプロデュースします。



Attitude - We Got The Juice

後にThe Systemに合流するKhris Kellow (Michael Jacksonの弟 Randyのグループ Randy & The Gypsysにも参加) と、94年になるまでソロアルバムが出せなかったセッションシンガー Cindy Mizelle が在籍したユニットで、Bernard Fowler や Lisa Fischer といった、Rolling Stonesのコーラスでも有名なバックアップシンガーもアルバムに参加しています。





David と Mic は83年のMtumeのアルバム Juicy Fruit にも参加。




そして同83年に、You Are In My System を ロバート・パーマーがカヴァーします。




Robert Palmer - You Are In My System

このカヴァーにもDavidはキーボードで参加。



収録アルバム PRIDE のリイシューの音が悪いと話題になっていましたので、ベスト盤で充分じゃないでしょうか?



同じく83年のHoward Johnson (元ナイトフライト) のセカンド Doin' It My Way を Paul Pesco や Attitude のメンバーを含む The System人脈でバックアップ。




Howard Johnson - Let's Take Time Out





ここで少し話題を変えましょう。


少し前後しますが、83年1月にリリースされた Change のシングルは The System風のサウンドでした。
録音・リリース時期から考えて少しは影響を受けているかもしれません。




Change - This Is Your Time

High Fashion、BB&Q Band と同じく Jacques Fred Petrus と Mauro Malavasi のプロデュース作です。




システムからの影響と言えば、Jam & Lewisにも一曲ありますね。




Thelma Houston - You Used To Hold Me So Tight (12" Version)

まあ、Flyte Tymeサウンドなんですけど、The Systemの影響は受けていると思います。
この曲は、現在でもクラブで聞くことがあるクラシックです。
84年のアルバム Qualifying Heat はA面をJam & Lewis と Monte Moir がプロデュース。






日本ではこの人がシステムの影響を公言していました。




角松敏生 - I Can't Stop The Night

85年リリースのアルバム GOLD DIGGER の一曲目です。




この曲は、前年にリリースされたこれらの曲を参考にしていると思われます。



Chaka Khan - This Is My Night

これもアルバム I Feel For You の「一曲目」。
これにもエディットとスクラッチが入っています。





そしてこれ。



Angela Bofill - Can't Slow Down (Extended Remix Version)

この曲もシンセファンクとかポストディスコとか、いろんな呼び方があると思います。
本当に良い曲ですね。



このヴァージョンはAngelaのCDには収録されていない模様。
このコンピに入っています。


※角松敏生 元ネタのエントリーはこちら





さて、Chaka Khanのアルバムのプロデューサー Arif Mardin が同時期に手がけたのが、Scritti Politti。
84年のこのシングルには、Davidが参加。




Scritti Politti - Wood Beez (Pray Like Aretha Franklin)




アルバム Cupid & Psyche 85 は、いまだにExpanded Editionの類が出ていないのが不思議ですね。


そして85年のこれ。
フィル・コリンズの人気を決定づけたのはDavidのおかげかも。




Phil Collins - Sussudio

この曲ではプログラミングと実際の演奏をDavidが担当。
当時は気にしなかったけど、モロThe Systemですね(笑)







80年代後期にPost-Disco系アレンジャー / プロデューサーとしての顔を見せるJeff Lorber、そのきっかけとなったのは85年のアルバム Step By Step のプロデュースをシステムに依頼したことでした。




Jeff Lorber feat. Gavin Christopher - Best Part of The Night (Extended Remix)

この時のDavidの手腕を参考にしたJeffはMCAやWarnerで数々のディスコ曲を制作するのでした。





The System自体は 84年の X-Periment 、85年の The Pleasure Seekers を経て、87年のDon't Disturb This Groove をヒットさせます。



The System - X-Periment

先に挙げたThelma Houstonの曲に似ていますが、これは偶然でしょう。






ベースが特徴的なシステムが作り出すシンセ・ブギーは、86年には飽きられており、プロデュース業もめっきり減ってしまいます。
彼らの「サウンド」の黄金期は83年から85年のわずか3年でした。







最後に、The System がダブステップの走りみたいな曲を作っていたので、それを紹介します。

先に取り上げた Howard Johnson "Doin' It My Way" ('83) に収録された You're The One I've Needed という曲がそれ。



Howard Johnson - You're The One I've Needed

これ、そう言われるまで気付きませんでしたが、Dubstepですよね(笑)

システム、すごい!!
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